カスタマー平均評価: 5
ちょこちょこと読めます 『anan』という雑誌で連載されていたエッセイです。
いきものにからめたエッセイですが、単純なペット日記ではありません。
犬やインコを飼った思い出、秋の味覚サンマを堪能したインド人の話、仕事で対談があったとき、なぜか話題が「シラスはどのようにして捕るのか」になってしまった話などなど。
アユ釣りの話など、父ヒロシの相変わらずの活躍(?)も満載です。
エッセイとして存分に楽しめる内容になっています。
1話が400字詰原稿用紙で約2枚半という長さなので、長々と読んでいるという感覚がありません。
ショートショートのような感じです。
ちょっと時間が空いたな、というときに読んでも、中断したので話の前後がわからなくなったということがなく、良いと思います。
こどものころの話がいっぱい☆ さくらももこは大体子供の頃の話が多いけれど、
その中でも、この作品はほとんと子供の頃の作品だった。
ひとつひとつの出来事だけでも面白いのに、
さらに、さくらももこの独特な表現で
より一層面白い作品になっている。
全部の話が面白かった。
絵も可愛いし、更にひとつひとつ短い話で
読みやすかった。
実体験を綴った生き物図鑑。 本書は、ちびまる子ちゃんの著者さくらももこのエッセイ集です。当初、「この本はさくらももこのイラストを使った動物図鑑」だと勝手に思っていましたが、実際に読んでみるとそれが全くの誤解でした。 本書は著者が動物をテーマにしたエッセイ集で、もちろんイラストも挿入されていました。 内容は実体験を元に、半分近くが著者の飼ったことのある生き物で、幼少期の思い出が綴られていて、著者の動物に対する愛情を垣間見ることができました。 特に子供の動物に対する興味や純粋さが綴られていて、とても面白かったです。 また、自分の小学生時代に飼っていた生き物を思い出すいいきっかけになりました。 動物に関しての知識も深まる非常に面白い1冊でした。
わたしがいる 小さい頃のわたしのようだと思ってしまった。 子供にとって虫はとても良いおもちゃになってくれる。 アオムシもミミズもダンゴ虫もあの頃は平気で触れたのに。 さくらももこの独自の視点で書かれたゴキブリ分析は特に素晴らしい。 だって普通ゴキブリが好かれるための条件なんて考えないもん。 とにかくおもしろい。
生き物嫌いでなくなる本 私は虫が大嫌い。 なんであんなにグロテスクなんだろうと、嫌悪感をもってしまう。だが、さくらももこは違う。あのアオムシにさえも愛情を抱き、飼ってしまう。挿し絵には、かわいらしい、まるまると太ったアオムシが描かれている。さくらさんの目にはこんなにも愛らしい生き物として、捉えられるのだろう。そして「水分の多そうな芋虫状の幼虫から、乾燥していそうな蝶や甲虫になるのは本当に不思議である」と生命の神秘を深く見つめているのだ。 私はこの本を読み進むうちに、とあることに気がついた。この本の中には、まるちゃんの姉や、ノンキものの父宏、母や祖母などちびまるこちゃん一家が登場する。エッセイなのだけれども私の頭の中には、勝手にあのアニメの世界が頭の中で再生している。しかも、私が目で追っている活字は、なぜかアニメ声で耳にこだますのである。私はとても愉快な気分だった。 文中に出てくる生き物は、虫の仲間、魚の仲間、鳥の仲間、動物の仲間、その他色々と分類され、小さな生き物はアリやショウジョウバエ、大きな動物では、コアラやラクダ・ゾウガメなど、バラエティに富んでいる。数えてみると実に41種類の生き物たちである。その生き物たちにまつわるエピソードが思い出とユーモアたっぷりに語られる。 例えばつぎのように。 「やはりカブトムシは頼もしい、コオロギ等の三下奴どもとは格が違う。度胸が据わっているのだ。昆虫界の次郎長親分なのだ。三度笠の旅姿がカッコイイのだ。旅姿などといっていたら、ある晩、カブトムシ5人衆は自力で飼育箱の蓋を開け、本当に旅に出ていな???なってしまった。」 私が、一人で笑いまくってしまったのは、ポンデギの話だ。ポンデギとは韓国のお菓子で、蚕のさなぎを炒ったものらしい。さくらさんがせっかく遠くまで来て、買ったのに食べなかったでは後悔するだろうと、意を決して口に入れた瞬間の描写である。このときのことを「体験しない後悔よりも体験してしまった後悔の方が、後悔度は大きかった」と言っている。 くわしくは、文庫を手にしていだだきたい。存分に楽しめるはずである。
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